¥6,074(税込) / 送料込み
「マグカップ」と、カップに対して少し大きめの「長方形受け皿」をセットにしました。
どちらも練りこみ技法で作陶され、土の色を活かしたデザインとなっており、二つと同じ模様のないものが出来上がります。
表面には釉薬が塗られており、つるつるとしたガラス質の手触りです。
セット内容詳細
◯マグカップ1個
サイズ / H:8 W:10 D:10 (cm)
◯皿1枚
サイズ / H:2 W:18.5 D:10 (cm)
在庫がある場合は、ご入金日より1~3営業日の集荷となります。在庫がない場合は、製造(3カ月)後の出荷となります。
マグカップは、デザインはもちろん、使いやすさにも配慮したつくりとなっており、熱い飲み物を注いで重さのある状態でも持ちやすいよう工夫しています。
カップに対して少し大きめの受け皿は、砂糖・ミルク・ティースプーンを添えてお客さまにお出ししたり、
クッキーなどの茶菓子を添えたり、紅茶であれば取り出したティーバッグを置くことができるなど、
ご自身のおもてなしスタイルやライフスタイルに合わせた使い方が出来ます。
受け皿だけでなく、お皿として前菜を盛り付けたりなど、さまざまに使っていただける便利なお皿です。
秋田県大館市で「おおだて陶芸工房 鳳凰窯」を営む陶芸家、杉渕 紀昭さん。
高校卒業後に映画監督を志し、映画専門学校へ入学。そこで映画作りを学びましたが、卒業後はものづくりの道へ興味を抱き、出会ったのが「陶芸」でした。
陶芸への興味関心は日に日に増し、21歳の時、紀州徳川家御用窯だった「瑞芝焼(ずいしやき)」の窯元 五代目 阪上瑞雲 氏 に知人を介して繋がり、師事することになりました。
弟子入りしてから4年あまりを和歌山県で過ごし、25歳まで「青磁」づくりの基礎を学びます。
その後、秋田に帰郷。帰郷後は会社勤めをしましたが、その傍ら、休日を利用して地域の公共施設の窯を借りては作陶を続けました。
そういった生活を続けるうち、「青磁づくりを極めたい」との思いが年々募っていきました。
陶芸への情熱は冷めることなく、会社員として忙しい日々を過ごしながらも、時間の許す限り作陶に打ち込みます。
そしてついに杉渕さん58歳の時、「陶芸に専念して腕を磨きたい」と強く決意し、32年務めた会社を退職。2014年、秋田県大館市に自身の窯「おおだて陶芸工房 鳳凰窯」を開きました。
念願叶った杉渕さんは日々創作活動に没頭し、今もなお 飽くなき探究心で技術を磨き続けています。
鳳凰窯の作品は、透明感のある青緑色を基調とする「青磁」がメイン。
中国・北宋時代の窯元「汝窯(じょよう)」で、雨上がりの空の色を理想として追い求めたその“色”を追究しています。
「青磁」を制作する窯元は秋田県内でも数少なく、青磁をはじめ、土や釉薬、焼き具合で色や質感の違いに特徴を見出した作品を制作している鳳凰窯は貴重な存在です。
器に限らず、陶器の時計やお香立てなど、さまざまな焼き物にチャレンジしながら自身の技術を研鑽し、そうやってつくられた作品を展示する「作陶展」を定期的に地元で開催するなど、陶芸家として青磁づくりを極める道を杉渕さんは一歩一歩着実に歩んでいます。
そして、陶芸教室や陶芸体験教室を開き、地域の皆さんや地元秋田の小学生たちに焼き物の素晴らしさ、楽しさを伝える活動も精力的に行なっています。
自分のため、ファンのため、地域のため、陶芸と向き合い、充実した日々を過ごす杉渕さん。
なんとも愛らしく、優しくほほ笑む杉渕さんの顔は、その充実ぶりを物語っていました。